あなたはちっとも悪くないよ
幼い時に、だれかに感情的に怒られたり、一生懸命がんばっているのになかなか褒めてもらえなかったり、わけもなく責められたりすると、わたしたちは自分の存在価値を認められなくなります。
すると、自尊心というこころの輝きに覆いをして、自分を仕舞い込むようになり、何かが起こるたび、すべて自分に非があるのではないかと、無意識に自分を責めるようになってしまいます。
それを見ている魂は、幼い時に感じた不快な気持ちが湧き上がるような理不尽な事件をわざと起こして、「そうじゃないんだよ」と気づかせようとします。
いつも同じような出来事が繰り返される背景には、そんなメッセージがあります。
こんなに一生懸命がんばっているあなたは、何も悪くありません。
自分を責めてしまうその力を、今日からは誰かの笑顔のために使いましょう。
そのためにも、まず、あなたが笑顔になりましょう。
あなたはあなたのままで素晴らしいのです。
あなたは何も悪くありません。
がんばっている自分を愛してあげよう
大丈夫、あなたはもう十分頑張っています。
だから、頑張っている自分をもっともっとほめてあげてください。
「ブログを書き始めたけど、3日しかできなかった。わたしってほんと、3日坊主で長続きしないな」って落ち込まないで。
「ブログを3日も続けたなんてエライ。それに、自分にむいていないことを頑張っていつまでも続けちゃう人もいます。それが、あなたは、すぐにやめられる決断力があるんだから、本当にすごいです。」
「がんばれ、がんばれ」って自分を馬車馬のようにムチ打っていたら、そのうち心も身体もダメになります。
死にそうになるまで走り続けないと頑張ったことにならないなら、生きているのがつらくなります。
どこまでやったら頑張ったことになるのか、本当は誰にもわからないし、頑張る基準だって人それぞれ違います。
だから、人と比べて頑張っているとかいないとか、そんなことを気にする必要はないんです。
それよりも、あなたのために一番頑張ってくれているのは、自分です。
あなたが生きるために呼吸したり、食事したりしてくれているのです。
あなたの代わりはいないんです。
いつも、あなたのために頑張っている自分に感謝してもっともっと愛してください。
あなたのしあわせの道
人間はどこにでも行けます。
人の数だけ、自分らしく生きる道があります。
その自分らしく生きる道が、しあわせになる道です。
そのままのあなたは、この世の中にたった1人の素晴らしい存在です。
「自分らしさ」をうんと表現して生きてください。
自分らしさが、まだわからないなら「自分のやりたいことってなんだろう」って、自分のこころに聞いてみてください。
いままでのいらないものはどんどん脱ぎ捨てて、あなたにとって、いちばん自分らしい道を歩いて行ってください。
それこそが、あなたのしあわせの道です。
過去の未熟な自分も愛してあげよう
過去の自分が未熟なのは当たり前です。
今の自分よりも、絶対に経験が少ないからです。
「徹夜で試験勉強するぞ」と思っていたのに、うとうと居眠りして朝になってしまったとしても、それが、その時の自分の最高で限界です。
「あー納品期日に間に合わない、どうしよう」と髪を振り乱して、あわてて商品の箱づめをしていた入社当時の自分も、その時の最高で限界です。
過去の自分って、今の自分から見ると絶対に未熟です。
どんなに後悔していても、消したい過去であろうと、あなたが、その時に最善の知恵と努力でがんばった結果なんです。だから、自分を責めないでください。
自分にダメ出しばかりしていたら、やる気をなくしてしまうだけ。
手も足も出せなくなって、行動しなくなってしまったら、もう何も起きなくなってしまいます。そうしたら、人生そのものがダメになります。
あなたは、いつでもベストを尽くしているのです。
過去の未熟に見える自分を、たくさん愛してあげてください。
そうすると、あなたの過去はすべてバラ色にかわります。
健康な自分を愛してあげよう
「腰が痛くて、痛くて」「白髪がふえてイヤになっちゃう」「シワが増えちゃって」「身体の〇〇が悪くって」自分の身体の痛いところや、老けて見えるところを、まるで降ってきた災難のようにブツブツと文句を言う人がいます。
だけど本当は、こうしないと、あなたに気づいてもらえないから、身体がそうしているんです。
「腰に大切な栄養が足りていないよ」「髪の毛に大切な栄養をもっと取ったほうがいいよ」「肌のお手入れをもっとしてね」と、身体は、あなたに教えてあげたいだけなんです。
あなたにサインをだしているんです。
ある日突然、腰がいうことをきかなくなって一歩も動けなくなったり、髪の毛が突然ぜんぶ抜け落ちてしまったら、それこそ大変です。
身体は、そんな突然の出来事が起きる前に知らせてくれているんです。
だから、お知らせを無視しないで、ちゃんと自分の身体と向き合って、大切にしてください。
生まれてからずーと何十年もの間、1日も1秒たりとも休まないで心臓や身体は動いてくれています。
わたしたちの身体って本当にすごく頑張っています。
「健康で当たり前」と思っているかもしれませんが、健康は当たり前ではありません。
歩いていて突然、死んでしまう人だっているんです。
だから、健康でいること、生きていることは、もうそれだけで、ものすごく本当にありがたいことなんです。
だから身体に「ありがとう」「愛しています」と言ってください。
失敗した自分を愛してあげよう
「大雨の日にサンダルで出かけたら、足が冷えて風邪をひいてしまった」
「台風に日に髪の毛をセットして出かけたら、ドアをあけた瞬間に髪の毛がボサボサになっちゃった」
自分でも「やっちゃったな」と感じてるのに、家族や友だちから、「大雨の日にそんなことしたら、風邪ひくのあたりまえよ」「台風の日に髪の毛をセットなんてふつうしないよ」って怒られたりバカにされたら、もう身の置き所がありませんよね。
だから、「失敗しちゃったな」と思ったら、すぐにこう言ってください。
「いい経験をしたね」まず自分に言ってあげてください。
明らかに失敗だと自覚していてもです。
だって、あなたがそう言わないと、単なる失敗になってしまうんです。
本当は「雨の日にはレインブーツを履こう」「台風のときは髪の毛をむすんででかけよう」と身をもって気が付く、いい経験をしたんです。
ひとつ賢い自分になれたってことです。
それに、「失敗したな」って思うことが起きるということは、なにかに自分が挑戦したから起こったんです。
いつもあなたはチャレンジャーなんです、だから、そんな自分をうんと愛してあげてください。
素直に自分を愛しましょう
ひねくれものは嫌われる。だから、素直になりましょう。
謙虚にするといいように思われますけど、ひねくれてますよね。
だって「キレイですね」って褒められているのに「いえ、わたしなんか」と全力で否定するんですよね、絶対にひねくれてますよね。
だから、褒めてもらったときは素直に「ありがとうございます。」です。
そして、誰も褒めてくれなくても、「髪がつやつやしてきれい」「爪がきれい」「歯がきれい」とか、なんでもいいので自分のいいところを素直にほめてあげてください。
ひねくれて、ねじまがったこころで自分のことを見ないでください。
「足が短い」「顔がでかい」「胸が小さい」とかそんな風に自分の悪いところばっかり探しているときって、いいところを見つけてあげようっていう素直な気持ちが足りません。
自分が自分の味方にならないで誰があなたの味方になるんですか。
いちばん大切にするべき人を見失っていますよ。自分を素直に愛さないで、関係ない他人と比較して、自分を攻撃しているんです。
それよりも「わたしはわたしを愛しています」ってぎゅーっと自分のことを抱きしめてあげましょう。
そうやって素直に自分のことを愛してあげると、「自分のすべてが素晴らしい」んだって、こころから思えますよ。