自分を愛すること
「自分を愛する」ってどうすればいいかわからないという人は、「自分を大切にする」ことだと思ってください。
たとえば、きれいな洋服を着ておしゃれしてあげる、お肌をきれいにお手入れしてあげる、きれいにお化粧してあげる、髪の毛をきれいにしてあげる、からだのためにちゃんと栄養をとってあげる、からだの健康に気をつかってあげる。
あなたのまるごと全部を「大切な人」としてあつかってあげる。
大切にするということは、自分を粗末にあつかわないということです。
不思議なことに、自分を粗末にあつかっていると、人からもかならず粗末なあつかいをうけます。
自分を大切にあつかっていると、まわりの人からも大切にあつかわれます。
あなたが自分を粗末にあつかっているということは、まわりの人に「わたしを粗末にあつかってください」と言ってるのと同じことです。
「ほとんどの人が先に人を大切にしなさい」と言いますが、自分が先です。
なぜかというと、自分への愛が不足している人は、たとえると、愛情という水が、コップにぜんぜん満たされていないんです。
しかも、コップの水には「自分はいいから」とか「わたしのことは後でいいから」みたいな、無理や我慢がいりまじっています。
だから、そういう人が、せっかくの好意でなにかしても、なんとなくその人の無理や我慢がにじみ出て、相手に感じとられてしまうんです。
自分のことを大切にしている人の愛は、本物の愛情100%です。
たとえると、コップの中に愛情という水がいっぱいに満たされていて、しかも、あふれ出るほどあるから、いくらでも人に愛情をあげることができます。
「わたしは大切な人」と思えるからこそ「あなたも大切な人」そして「みんなも大切な人」と思えるんです。
あなたは、だれとも違う顔。背の高さも、脚の長さも、手のかたちも指の長さも、髪の色も肌の色もぜーんぶ違うんです。
あなたは世界にたった一人しかいない、唯一無二の素晴らしい存在なのです。
だから、「自分以上に大切な人はいない」ことに気づいて、もっともっと自分を愛してください。
この世の中で、いちばん愛すべき価値のある人は「あなた」です。